ありがとうございます 神書 7-47

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神さまからの無償のプレゼントは常に一度切り


 感謝を深めてゆく為には、神さまから与えられる無償のプレゼントは、常に一度切りなのだということを、肝に銘じておくことが大切なのです。一切の報いを求めないで、無償で与え切りに与えられる、素晴らしいプレゼントに対しては、どんなに感謝しても感謝し切れないものがあるのです。例えば太陽について考えてみましょう。真っ暗闇の中に置かれた自分が、今日一日だけ、太陽を与えられたとするのです。きっと無限の感謝・無限の感動・無限の喜びで一杯になるでしょう。そしてその感謝・感動・喜びの余韻は、いつまでも続くことでしょう。そこへ神さまから、二度目のプレゼントとして、一日だけ太陽が与えられたとするのです。きっと前にも増して、その感謝・感動・喜びは、大きくなるに違いないのです。だから毎日毎日新たに、太陽を与え続けられたら、その感謝・感動・喜びは、無限に無限に大きくなっている筈です。




 ところが無償のプレゼントは、常に一度切りなのだということを忘れると、それを当たり前に思うようになるのです。そうすると感謝を忘れ、感動が無くなり、喜べなくなるのです。逆に不平不満不足を、並べ立てるようになるのです。どこにその根本の原因があるのでしょうか?それは与えられた大恩に対して、自分の全てを捧げ尽くして、恩返しをしなかったからなのです。自分のすべてを捧げ尽くして。本当に恩返しをしていたら、空っぽの自分・謙虚な自分に戻ることができたのです。そうすれば新たな感謝・感動・喜びが湧き出て来て、その感謝・感動・喜びは、常に無限に無限に深まってゆくのです。一度吸った空気を、吐き出すことによって、新たに吸えるのと同じ原理なのです。




 感謝を深めてゆく秘訣は、一度受けて味わったら、直ぐにお返しすることなのです。受けた恩に対して、間髪を入れずに、恩返しをすることなのです。お返しすること・恩返しすることを忘れ・怠ると、古い自分・感謝できない自分に陥るのです。一瞬一瞬、自分のすべてを与え尽くして、微塵も古い自分を残さないことが、感謝を深める為に、一番必要なことなのです。神さまに自分のいのちを捧げ尽くして、身を粉にして働くことが、古い自分を消し去る・古い自分を無くす、一番の方法なのです。怠惰な生き方をしていては、古い自分が残り、積み重なるのです。そうすると新しい自分が出て来れなくなるのです。だから何時まで経っても、本心の自分には戻れないのです。身を粉にして働くのは、他人の為では無く、自分の為なのです。全力を尽くし、完全燃焼することが、本心の自分に戻り、本心を大きく輝かせることになるからです。全力を尽くし、身を粉にして働くほど、本心が出て来て、明るく輝いた自分に成るのです。怠けていては、いつまでも暗い影を、身辺に漂わせることになるのです。