ありがとうございます 神書 6-49

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皇の道・惟神道・古神道


皇(すめら)の道・惟神道(かみながらのみち)・古神道とは、真(まこと)の神さまの働きを拝受(光一元に礼拝し、感謝を深めて受ける)するだけです。


 真(まこと)の神の前に立つ時、何神も何人も無に等しいのです。無限の無限の大光源の前に立つ時、いかなる光も闇も、影に隠れ・消え去るのみです。真(まこと)の神の働きを拝受する、最高級神霊(古神道の神々)が、「我は名も無き、いと小さき者なり」と、謙虚に謙虚に現れるのは、この故なのです。




 古神道の信仰を生きる者は、徹底して自己を隠し、真(まこと)の神の御稜威(みいづ)を顕揚するのみです。




 古神道を標榜する時、既に古神道を逸脱しているのです。一宗一波を立て、教団を組織するのは、間違っているのです。神社仏閣堂塔伽藍は不要なのです。一切の偶像・模型は無用なのです。それらが真(まこと)の神を見失わせるとすれば、一切悪の元凶になるのです。




 世界の戦争の根本原因になっているのは、間違った信仰・信念のぶつかり合いなのです。何宗も何派も何教も、謙虚になって影に隠れなければ、正しい道は歩めないのです。自我を主張する生き方は、どんな生き方も、地球の滅亡に加担しているだけです。




 肉体自我を主張する偽の民主主義は、地球全体を滅亡へ追いやろうとしているのです。欲ぼけの狂った状態では、いくら多数決で決めたところで、滅びへの道を歩むだけです。真(まこと)の自分・神なる自分・神人の自覚を取り戻さなければ、真(まこと)の民主主義にはならないのです。全員が真の自分に戻れば、どんな問題も全員一致・衆議一決するのです。真の神の叡智に導かれ、常に最高の正しい決定ができるのです。




 すべての人は、真(まこと)の神を御親とする、いのちの兄弟なのです。地球は一つの家庭なのです。仲良く助け合って、みんなが幸せになる家庭を、築かなければならないのです。利己主義・マイホーム主義・民族主義・国家覇権主義等々の、縄張り根性・島国根性の狭小な生き方は、地球という家庭を滅ぼす元凶になるものです。御親である真(まこと)の神は、仲良く助け合えば、みんなが幸せになれるように、必要なものは豊かに与え続けて下さっているのです。どんな小さなものでも、私物化することは、真(まこと)の神の御心に反しているのです。




 至忠至孝至悌の生き方は、無条件で真(まこと)の悟り・幸せ・平安を保証する、最高の易行道なのです。真(まこと)の神を唯一無二の中心者として、無条件で帰順するのが至忠です。真(まこと)の神を唯一無二の御親として、喜んでもらえるように生きるのが至孝です。真(まこと)の神を唯一無二の師として、その導きに素直に従うのが至悌です。さざれ石の巌となる為には、万神万生万有の中心・御親・師は、唯一無二・絶対でなければならないのです。何神何人何物と言えども、自分勝手に中心・親・師としてでしゃばることは、真(まこと)の神を無視した無礼千万な生き方です。真(まこと)の調和を乱すのは、真(まこと)の神を立てない、この傲慢な態度なのです。