ありがとうございます 神書 6-41   無限の知恵が無限に無限に一杯!

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他を助けることに大きな喜びを見出すこと


 正しい信仰とは、本心開発(悟りを開く)の為の信仰です。例え最初は御利益を得る為の信仰から入ったにしても、速やかに本心開発の為の信仰に切り換えなければ、間違った信仰を続けて、大切な時間を無駄にすることになるのです。間違った信仰では、万年続けようと、本心(神我一体)の自覚は深まらないのです。真の安心立命は得られないのです。日々瞬々刻々、正しい信仰かどうかを、厳しくチェックする必要が有るのです。




 『ありがとうございます』と真剣に心に唱え続けてゆけば、必ず種々様々な問題が奇蹟的に解決されてゆくのです。しかしこの世的な問題が解決されただけで、満足してしまってはいけないのです。それらの奇蹟は、あくまでも感謝行を続けさせる為の、守護の神霊からのご褒美(飴)に過ぎないのです。外から・他から与えられる助けは、浅い・小さなものです。助けられて喜ぶのは、御利益信仰なのです。他を助けることに、大きな喜びを見出すのが、本心開発の信仰なのです。




 本心(神我一体)の自分の側に立って、救いに立つのが、悟りを開く為の正しい信仰なのです。救いに立つ為には、無限の救済力が必要なのです。その無限の救済力を、神さまからいただく為にこそ、『ありがとうございます』という感謝の真祈りが有るのです。本心開発とは、本心の自分の持っている、無限の能力を引き出して、大きな働きをすることなのです。世の為・人の為に、自分のすべてを、与えて与えて与え尽くしてゆくことなのです。自己限定・卑下慢の心を消し去って、何でもできる自分に成ることなのです。




 粉骨砕身・身を粉にして働くことが、先ず要求されるのです。次に世を救う為に日夜心を砕き、熱き祈りを捧げ続けることが必要なのです。そして自分のすべてを神さまに捧げ尽くして、神さまの御用に使っていただくことが、神さまの大きな助けを受ける秘訣なのです。神さまの御心(願い)を生きてこそ、救いの側に立ってこそ、神さまに守りに護っていただけるのです。いつまでも御利益信仰に留まっていたら、神さまにそっぽを向かれてしまうのです。




 求める心(五欲)を捨て切って、与え尽くす心をしっかりと生きなければならないのです。求める心を生きている時は、神さまの助けはストップしてしまうのです。呼吸と同じように、吸うばかりでは、呼吸はできなくなるのです。吐き出せば、自然に入って来るのです。与え尽くす心を生きれば、神さまの助けは内から自然に湧き上がって来るのです。与え尽くす働きの極致に、真(まこと)の悟りの境地が有るのです。他を幸せにする働きを、無限に拡大してゆくことが、悟りへの道なのです。無限の働きのできる自分に成ることが、真実の悟りを開くことなのです。悟ってから働こうというのでは、本末転倒です。