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お互いの『いのち』を捧げ尽くし合う所


 真(まこと)の信頼関係は、お互いの『いのち』を捧げ尽くし合う所に、成り立つものなのです。『いのち』と『いのち』が交流して、同じ一つの『いのち』を生きているという、強い実感が有れば、決して壊れることは無いのです。どんな信頼関係においても、壊れるのは、『いのち』の交流が無いからです。一切の報いを求めないで、自分のすべてを与え尽くすという、『いのち』の立場に立たないからです。




 『いのち』の自分・本心の自分を自覚しない者には、真(まこと)の信頼関係を築くことはできないのです。相手に対して求める心が少しでも有ったら、最初から信頼関係は無いのです。最初から壊れているのに、気付かないだけの話です。自分の相手を信頼し続ける心が、変わらない限りは、永遠に壊れることは無いのです。真(まこと)に信頼に値する相手とは、肉体や魂では無く、『いのち』・本心なのです。




 真(まこと)の信頼関係が有れば、強い味方に成るのです。もし無ければ、みんな敵と同じです。本心の自覚の無い者を、信用する方が馬鹿なのです。業想念の心の奴隷になっていたら、必ず裏切るものなのです。本心の心が輝き出ているかどうかを、しっかりと見極めて、大事なことは任せなければならないのです。真の信頼関係を築く迄には、長歳月にわたる努力と忍耐が必要なのです。




 先ずは神さまとの信頼関係を築くことです。神さまを強い味方にすることです。神さまとの信頼関係は、自分次第で直ぐにでも築けるのです。自分の『いのち』を神さまに捧げたら、その瞬間から信頼関係が成立するのです。自分の方から裏切らない限りは、永遠に壊れることは無いのです。裏切られても傷つかない、強い大きな自分になってから、順次人との信頼関係は築いてゆけば良いのです。




 神さまとの信頼関係も、人との信頼関係も、壊れるのは、常に自分の方からなのです。本心の自分をしっかりと生きるのを忘れた時に、業想念の心の奴隷に陥って、自分の方から裏切ってしまうのです。相手の立場を思いやることを忘れて、相手を傷つけてしまうのです。どんなマイナスも、責め裁いたら、傷を大きくするだけです。また大事な秘密を暴露し、他言するのも、大きな裏切り行為です。信頼関係は瞬時に崩壊するのです。




 どんな信頼関係も、自分が裏切れば、一瞬に崩壊するのです。その信頼関係を回復するには、大変な苦労が必要になるのです。覆水盆に帰らず、手折った花は元に戻らず、なのです。『いのち』を奪った以上のことなのです。だからその信頼関係を回復する為には、その百倍の償いをする覚悟が必要なのです。大変な苦労に苦労を重ねて、回復させた信頼関係に成れば、決して壊れることの無い、強固なものになるものです。