ありがとうございます 神書 5-38  無限の調和が無限に無限に一杯!

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他人を責め裁く資格を持った人間などいない


宇宙のすべては、既に悟っている! 祈っている! 救われている!のです


 自分の都合で物事を考えてはならないのです。神さまの御心に照らして見てこそ、正しい判断ができるのです。自分勝手な秤・尺度で他人を評価していては、心の安らぎは決して得られないのです。




 神さまがその存在を許しているのに、人間が勝手に責め裁くというのは、神さまへの大きな反逆です。




 他人を責め裁く資格を持った人間など、どこにも存在しないのです。自分の周囲に見えるマイナスの姿は、自分の心の欠点を鏡に写し出して見せてくれているのです。だから先ず自分の心を反省して、心をプラスに置き換えなければならないのです。




 マイナスに見えることがあったら、先ず神さまにお詫びすることです。




 『神さま、御免なさい! 神さまをマイナスに見てしまって、御免なさい! どうか私のマイナスの心を、神さまの全徳の無限の無限の輝きで、プラスの心に置き換えて下さい。みんな神さまの全徳の無限の無限の輝きで一杯です。神さま、ありがとうございます。……』




 神さまはすべてのすべてです。




 宇宙のすべては、既に悟っている! 祈っている! 救われている!のです。





宇宙のすべては、全徳の無限の無限の輝きで一杯なのです。これこそが真実のすがたなのです。もし少しでもマイナスに見えたら、自分の心の汚れを通して見たのです。だからこそマイナスに見てしまって御免なさい、とお詫びしなければならないのです。




 本当に神さまの助けを受けたいのであれば、何よりも先ず最初に、自分の非礼を改めなければならないのです。無礼千万な態度のままでは、神さまの助けを受けることは不可能なのです。





 一方で神さまを悪しざまに罵りながら、他方で神さまの助けを受けようとしても、それは無理であることは、自分自身が一番よく知っているのです。宇宙のすべてを褒め讃え、宇宙のすべてに感謝し、すべてに大きな喜びを表現する生き方が、神さまの本当の助けを受ける生き方なのです。




 自分が他よりも善い役割を演じさせていただいているのは、みんなのお蔭なのです。善い役割をみんなから譲ってもらっているのです。だから必要なのは、みんなに深く感謝することだけです。




 自分が偉いのだと高慢になって、他を責め裁く者は、いずれは悪役を演じて、他から責め裁かれることになるのは、理の当然です。




 お祈りをさせていただける、感謝させていただける、拝ませていただけるということは、一番善い役割を与えてもらっているのです。みんなに深く感謝し、みんなに代わって、みんなの分まで、みんなの為に、真剣にお祈りさせていただかなければならないのです。




 『みんな無限の無限の幸せで一杯! みんな無限の無限の幸せで一杯! ……』と謙虚な心で祈り続けてこそ、そのお祈りは深められ、永続するのです。