ありがとうございます 神書 4-10  無限の無限の感謝が無限に無限に一杯!

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本心の心と自我の心


 神さまの導きを本当に受けたいのであれば、本心の心で質問することが大切なのです。


 自我の心で質問する時は、自分の思い通り・願い通りにしたいのであって、最初から神さまの導きに従う気持ちは全く無いのです。




 例えば「右に行くのがよいか? 左に行くのがよいか?教えて下さい」と質問したとするのです。この質問には「右か左かのどちらかにしか行かない」という強い自我の願いがあるのです。神さまが答えるとすれば、適当にあしらって、「右がよい」「左がよい」と言うしか無いのです。自我の心は満足して、神さまの導きを受けたと錯覚するのです。もし神さまが一番良い方向を示したいと老婆心を起こして、無限の方向の中から一番良いのを選んで、「右斜め前方何度、上方何度の方向が良い」と言うと、腹を立てて反発するのです。そして神さまを罵倒して去ってゆくのです。自我の心では、神さまの導きを受けることもできないのです。




 本心の心で神さまの導きを受ける場合も、どれだけ謙虚に・素直に・真剣に受けられるかによって、神さまの導きも大きく変化するのです。


 甘い導きを受けて喜んでいたら、進歩は遅くなるのです。


 厳しい導きを喜んで受けるほど、神さまの大きい加護を受けて、進歩は速くなるのです。


 本心開発を目指す者は、厳しい指導をこそ、乞い願わなければならないのです。




 天才教育(本心開発)というものは、本来厳しい特訓に終始するものです。先ず最高のものを心に受け入れて、それを現実化する為に、特訓に特訓を積み重ねてゆくのです。


 凡才教育では、心に受け入れるものが、初歩から始まるので、心に受け入れたものが現実化するという原理からも、進歩が遅々として、盆栽で終わるのです。




 人は自分の心に波長の合う所から、絶えずインスピレーションを受けて、大きく影響されているのです。だから無意識的に惰性に流されていては、自分の心の波長を高めることは難しいのです。少しでも自分の心をプラスに高め上げてゆく為には、しっかりと心をプラスに向け続けることが必要なのです。特に本心開発を目指す者にとっては、神さまにしっかりと心を向け続けるということが必須条件なのです。




 神さまの御心を生きる、神さまへの絶対奉仕に生きるということが、神さまに心を向け続ける為の最善の方法なのです。


 いつも神さまの立場に立って、神さまは今何を一番願ってらっしゃるのかを、心を虚しくして真剣に知ろうとすることが大事なのです。


 そうすれば必ず神さまの御心は示されて来るのです。




 神さまに師事し、神さまへの絶対奉仕に生きれば、すべては神ながらに運ばれてゆくのです。


 自我の心を生きていては、神さまの助けを受け損なうのです。


 本心の心をしっかりと生きて、神さまの助けを大きく受け、いつも全徳の無限の無限の輝きで一杯!の自分に戻ることが急務なのです。