ありがとうございます 神書 3-39   無限の無限の安らぎが一杯!

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商いの場も、皆を幸せにできる商道となる


 商いの場も、本心開発の修行の場に変えてこそ、皆を幸せにできる商道となるのです。本心(悟りの心)を開発するという、根本の目的を忘れていては、どんなに忙しく働いても、幸せの花を開かせることはできないのです。本心を輝かして、業想念(五欲・煩悩)を消し去らない限りは、七難八苦の苦しみは決して無くなることはないのです。お金儲けをしたい、一財産作りたい、世間を見返してやりたい、大勢をこき使ってみたい、世間から褒められたい、等々の不純な心から出発してはいけないのです。業想念の心で商いをしていては、仮にその目標が叶えられても、業想念を大きく積み重ねるだけで、決して真実の幸せを手中に収めることはできないのです。却って益々苦しみを大きくするだけで終わるものです。また周囲の多くの人を巻き込んで、その人達をも不幸に突き落とすことになりかねないのです。




 お釈迦様が悟りを開かれた時、『有情非情同時成道、山川草木国土悉皆成仏』という真理を、悟りの心(本心)で直観されたのです。『みんな既に悟っている!』というのが、宇宙の根本真理であり、お釈迦様の説かれた教えの神髄でもあるのです。この真理を信じて、素直に心に受け入れることが、法華経(宇宙の大法)を受持することなのです。菩薩心(本心)には、無限の喜びをもって、受け入れることができるのです。ここから必然的に、無限の喜びの心(本心)で、宇宙のすべてを、完全円満な神・仏として拝むところの『礼拝行』が始まるのです。この礼拝行を実践する者を、真実の法華経の行者というのです。この礼拝行によって、真実の悟りが開けるのです。




 「お客様は神さまです! 従業員も神さまです! 商品も神さまです! みんな神さまです! このお店は神さまのお店です! 無限の無限の輝きで一杯です! 無限の無限の喜びで一杯です! 無限の無限の幸せで一杯です! 無限の無限の楽しさで一杯です! 無限の無限の和顔・愛語・賛嘆で一杯です!」このように思い浮かべながら、『みんな神さま! ありがとうございます。ありがとうございます。……』と一心に感謝行を実践することが、みんなを幸せにしてゆく商道なのです。




 宇宙のすべては、神さまの現れです。感謝を忘れなければ、みんなに神さまが降り立って働いて下さるのです。明るい心で・喜びの心で・奉仕の心で、みんな仲良く助け合えるのです。みんな無限の無限の幸せで一杯!なのが、本来の自然なすがたです。この自然な幸せのすがたを破壊してゆくのが、感謝を忘れた業想念の心(五欲・煩悩)なのです。業想念の心が大きく強くなればなるほど、みんなの幸せを大きく破壊してゆくのです。感謝行こそは、この業想念を消し去り、みんなを幸せにしてゆく唯一最高の方法です。