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               第一章 無限の無限の幸せが一杯!

      祈りとは、宇宙絶対神の御心の顕れ

 祈りとは何か?祈り言葉を唱えるのは何の為か?自問自答してみることも大切です。宇宙絶対神の御心が、全徳の無限の無限の輝きとなって、宇宙全体に大光明燦然と放射されて、宇宙絶対統一神・天照大御神として顕現しているのが、真実の祈りであり、祈りそのものなのです。即ち神さまの御心の湧出・いのちの躍動・最高の表現が、祈りなのです。従って本心の立場(神さまと一体の自覚)から眺めると、全大宇宙のすべてのすべては、新たなる全徳の無限の無限の輝きで一杯!であって、既に祈りそのものなのです。無限に小さいものから無限に大きいものまで、すべてが神さまの最高表現として、一瞬一瞬新たに完璧に表現され続けているのが、真実の祈りなのです。
 私達が『祈り言葉』を唱えるのは、『祈り』に心の波長を合わせて、既に在るその祈りの姿を心に感じ取る為です。祈り言葉を反復することによって、心を正しく調律し、本心の自覚を深めて、神さまの創造を『あるがまま』に、正しく心に受け入れる為です。即ち天照大御神を今・ここに実感する為です。“心ここにあらざれば、見れども見えず、聞けども聞こえず”なのです。先ずは自分の心をしっかりと整えて、祈りに心の波長を合わせて、神さまの真創造の姿が正しく見えるようになることなのです。
 “立ち向かう人の姿は鏡なり己が心を写してや見ん”“立ち向かう人の心は鏡なり己が姿を写してや見ん”という道歌は、本心を自覚し、本心を輝かさない限りは、神さまの真創造の素晴らしさを、この世的に感じ取ることはできない、ということを示しているのです。神さまの無限の無限の大光明遍照の姿を感得する為には、本心の自覚を深め、心の波長を神さまに合わせてゆくことが必要です。心の波長が合えば、真実の無限の無限の幸せを感得することができるのです。先ずは本心の自覚を深めることが大切です。本心の自分を忘れて、業想念の奴隷になっていては、真実の幸せに気付くこともできないのです。ましてや真実の幸せを手にすることは不可能です。
 本心の自覚を深める為には、本心の自分を繰り返し繰り返し思うことです。本心の自分とは、宇宙絶対統一神・天照大御神と一体の自分です。新たなる全徳の無限の無限の輝きで一杯!の自分です。『ありがとうございます』という祈り言葉は、『天照大御神 今・ここに 在します』『新たなる全徳の無限の無限の輝きが一杯!』という意義を保持しているのです。従って『ありがとうございます』と唱えることは、本心の自分を思うことです。『言葉の通りに、思いの通りに、すべては成る』というのが、宇宙の法則です。最高の祈り言葉『ありがとうございます』を、日常茶飯事に唱え続けることは、神さまと一体の自覚を深めてゆく為の、一番易しくて・効果のある方法です。