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 心の中に溜め込んだ、思い・想念感情・五欲・煩悩・業想念を消し去ってゆくことが、自由への道・悟りへの道・幸せへの道なのです。心の中の思いが多くなればなるほど、その思いの奴隷に陥り易いのです。思いが少なくなればなるほど、思いの縛りから自由になってくるのです。『思い』はイコール『借り』なのです。『借り』は即ちマイナスです。思いの奴隷になって動くことは、借りを増やしているのです。マイナスヘの道を歩んでいるのです。五欲(食欲・色欲・睡眠欲・財産欲・名誉欲)の奴隷になって、求める心を生き続けた結果は、必ず七難八苦であり、地獄の苦痛となるのです。

 思いの心で思いを消し去ることはできないのです。ちょうど煙で煙を払うようなものです。霧で霧を払うようなものです。少しも減らないのです。高利の無限の借金を抱えた者は、どんなにあがいても、借金を減らすことは不可能なのです。思いを消し去る為には、神さまの中へ投げ入れなければならないのです。その方法は、神さまへの感謝と奉仕なのです。『ありがとうございます』と一心に神さまを呼び続けて、身近に神さまを呼び出すことです。そして『恩返し』の心で、神さまへの奉仕・お手伝いをさせてもらうのです。自分のすべてを神さまに捧げ尽くすのです。神さまに預け・渡し・受け取ってもらうのです。神さまに受け取ってもらえた分だけ、思いは消え去るのです。

 神さまへの絶対奉仕に生きる者のみが、過去世に積み重ねた無限の業想念を消し去ってもらえるのです。自分の思いを願いを優先させて生きている者は、思いを減らすことは不可能なのです。神さまの願いを、自分の願いとして生きることが大事なのです。神さまの目的を、自分の目的にすれば、常に神さまと共に歩むことができるのです。神さまの無限の加護の中に、自分を置くことができるのです。

 無限の思いを消し去る為には、思いを少なくしてゆく為には、神さまの助けを大きく受けなければならないのです。少しの助けでは、心の中の思いは減らないのです。神さまの助けを大きく受ける為には、自分の方から神さまに波長を合わしてゆくことが必要なのです。神さまの助けに波長が合えば、どんな助けでも受けられるのです。真剣に感謝し、真剣に奉仕することは、神さまに波長を合わせる、一番の方法なのです。一心に『ありがとうございます』と唱え続け、無限の輝きを心に感受し、全力で神さまのお手伝いをすることは、神さまの御心にぴったりと波長を合わせることになるのです。反対に『求める心』でいくら助けを願っても、不平不満不足を並べ、甘ったれた心で怠けていては、波は全く合わないのです。餓鬼道に落ちた者は、食べ物が火になって食べられないように、神さまのどんな助けも、マイナスに変化して、小さな助けも受けられなくなるのです。