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 過去世に積み重ねた無限の業想念を、速やかに消し去ってもらう一番の方法は、神さまに自分のすべてを捧げ尽くして、神さまの御用に使ってもらうことなのです。無限の業想念(七難八苦・マイナス)を持ったままでも、神さまの御用に使ってもらえば、無限の大光明を浴びることになって、大きく業想念を消し去ってもらえるのです。

 自分が立派になってから、神さまの御用に使ってもらおうと思うのは、非常に傲慢なのです。今の自分は神さまのお役に立てない駄目な人間です、と思うのは卑下慢なのです。また自分の力(能力・努力)で立派に成れると思うのは、非常に高慢なのです。どちらも素直さ・謙虚さが無いのです。神さまの助けを、頑固に拒絶しているのです。高利の無限の借金を抱えた人間は、どんなに努力して働いても、利息すら返せないのです。それと同じように無限の業想念を積み重ねた人間は、自力では絶対に救われないのです。

 人類救済の為に働く高級神霊に、自分のすべてを委ねて、その御用に使ってもらうことが、真の他力の助けを受けることになるのです。甘い御利益信仰的な心で、この世的に他から助けを受けるのは、借り(業想念)を増やしているだけなのです。高級神霊のお手伝いをして、自分自身が大きなプラスの働きをすることによって、大きなマイナス(借り)を帳消しにできるのです。だから七難八苦の状態に置かれた時ほど、常に積極的に・前向きに、神さまの御用に使ってもらう必要があるのです。病気や怪我の時ほど、神さまの御用に使ってもらえば、病気や怪我も早く治るのです。お金に困る時ほど、神さまの御用に優先的にお金を使えば、金欠病も早く癒されるのです。どんな七難八苦の状態も、神さまのお手伝いをすればするほど、必ず速やかに消し去ってもらえるのです。

 神さまに自分のすべてを捧げ尽くして、神さまの御用に使ってもらえば、神さまの完璧な守護を受けて、必要なものは豊かに与えられ、その幸せは絶対に崩れないのです。神さまへの奉仕を第一に・最優先している人は、必ずその幸せは日に日に大きくなってゆくのです。神さまへの奉仕を忘れ、後回しにしているから、今の幸せも崩れてゆくのです。神さまへの奉仕の程度に比例して、神さまの助けを受けることができるのです。何の奉仕もしなければ、神さまの助けを受けることはできないのです。それはちょうど胸一杯に吸い込んだ空気を、少しも吐き出さなければ、新しい空気を全く吸えないのと同じ原理です。古神道(神ながらの道)、至忠至孝至悌、神さまへの絶対奉仕の生き方は、自分のすべてを神さまに捧げ尽くすことによって、自我を消し去ってもらい、神さまと一体化し、神さまに成る道です。最も古くて最も新しい道、新たなる『今』の中に、すべてを見出す道です。古今東西、すべての世界に通用する、『悟り』への易行道です。