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 業想念の心を自分の心として掴むから、業想念の心の奴隷に陥るのです。いつまでも業想念の心を自分の心として掴んでいたら、永遠に業想念の心の奴隷のままです。それでは七難八苦から逃れることも、本心の心の自分に戻ることも、絶対に不可能なのです。自分が、自分自身が、すべてを決定しているのです。だから自分で自分を変えようとしなければ、自分で自分を変えてゆかなければ、永遠に今の奴隷状態のままで終わるのです。

 本心の心の自分に戻る為には、本心の心を自分の心として、しっかりと掴むことが必要なのです。そして本心の心の自分を、真剣に生きようとしなければならないのです。本心の心の自分を、しっかりと生きることによってのみ、本心の心の自覚が深まって来るのです。本心の心を輝かせて、業想念の心を消し去ってゆくことによってのみ、神さまの最高表現・新たなる全徳の無限の無限の輝きを、感受できるようになるのです。

 自分自身が、業想念の心の奴隷としての生き方を、選んでいる限りは、五欲の満足を目的とし、マイホーム主義的になるのは、必然の結果なのです。それでは本心の自分に戻ることも、本心を輝かせることも、悟りを開くことも、真実の幸せを掴むことも、絶対に無理なのです。業想念の心の本質・目的に向かって、七難八苦の状態・地獄のどん底・マイナスの極へ、いずれは落ちてゆくしか無いのです。

 業想念の心で眺める現実の世界は、神さまの最高表現の世界とは、雲泥の差が有るのです。業想念の心が厚く積み重なる程、神さまの最高表現の世界から遠ざかり、マイナスが多くなるのです。本心の心で眺める現実の世界は、本心の心の輝きに比例して、神さまの最高表現の世界に近づいて、プラスが多くなるのです。無限に深い祈りの心境になれば、新たなる全徳の無限の無限の輝きで一杯の、最高表現の世界を感受できるのです。

 本心の心の自分は、絶対より新生して来る、新しい自分です。本心の自分に戻るには、古い自分(業想念の心の自分)を、どんどん消し去ることが必要なのです。古い自分を消し去れば、新しい自分が自然に出て来るのです。古い自分を消し去る一番の方法は、自分のすべてを、神さまに捧げ尽くして、消し去ってもらうことなのです。

 神さまへの絶対奉仕は、古い自分を消し去ってもらう為に必要なのです。神さまの為に真心こめて奉仕するのは、自分の心を納得させる為なのです。マイナスを拒絶する心を持っていると、神さまに対しても同じように、マイナスを引き受けてもらえないと、心の奥底で思うものです。だから自分の最高のプラスを捧げる為に、自分のすべて(生命)を捧げ尽くして、真心込めて、全力を尽くして、神さまの為に絶対奉仕するのです。自分の心を納得させた分だけの、神さまの助けを受けることになるからです。