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 光を灯せば闇は消える。本心(光の心・幸せな心)を輝かせば業の心(闇の心・不幸な心)は消え去るのである。本心をしっかりつかみ、本心を真剣に生き、本心を輝かしてゆけば、真実の幸福は無限に深められてゆくのである。

 本心(真実の自己)とは、

 永遠不滅の完全円満な霊的実在の金剛身である。

 常に無限の歓喜が泉のように沸き上がる幸せ一杯の常楽身である。

 いまだかつて罪を犯したことのない 汚れの無い 清浄身である。

 宇宙のすべてを自己の内に包容する無限に大きい 虚空身である。

 どんなものにも決して縛られることの無い自由な 自在身である。

 太陽の無限億万倍の大光明を全宇宙に放射している光明身である。

 自己がすべてのすべてであり、すべてが自己である絶対身である。
 本心とは、愛であり、知恵であり、生命である。

 本心とは、真・善・美・聖である。

 本心こそが真実の自己そのものに違いないと、ほんの少しでも信じて受け入れることのできる人は、業の心の雲の裂け目から本心の太陽の光が射し込んでいるのを感じ取っている人である。その光が例え一筋の細い光であっても、その光をしっかりつかんで放しさえしなかったら、必ずやその光をさかのぼって本心である光源にまで戻ることができるのである。しかし、その光を手放してしまったとしたら、光の無い世界を、暗闇の中を、業の心の中をさまよい続けることになってしまうに違いない。だからどんなことがあっても決してその本心の光を手放してはならないのである。

 それがどんな小さな明るさであっても、決して暗いという言葉を使ってはならないのである。“私は明るいのである。本心の底抜けの明るさを今輝かしつつあるのである。”と断定的に真理の言葉を使わなければならないのである。例えどんな大きな借金を抱えていても、貧しいという言葉を決して使ってはならないのである。“私は豊かである。本心の無限の豊かさを今引き出しつつあるのである。”と断言しなければならないのである。本心の自分を生きようと願うならば、常に真理の言葉(光の言葉)を駆使して、更に大きく本心を引き出してゆくようにしなければならない。現実にとらわれて業の言葉(闇の言葉)を使うことの無いように、本心の素晴らしさだけを心に受け入れてゆくことが大切である。