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    本心の喜び

 本心の無限の無限の喜びは、進歩・向上・発展・成功・勝利・前進・進化・創造・建設・発明・発見・成就・完成・・・等々の喜びというように、常に前向きに生きている時に湧き上がってくるものなのです。また謙虚な心になって、物事を明るく善意に思い返し、プラスの価値を見出した時にも、本心の喜びが感じられるものです。それは心の立場を一旦下に置いて、そこから今の立場を眺めると、大きく前進したのと同じように見えるからです。これと反対に、何の進歩も前進も無く、同じ状態に止まっている時には、喜びは湧き上がって来ないものです。また物事を暗く悪意に受け止めて、マイナスの価値しか見出すことができない時も、喜びを感じることはできないものです。

 何事も抵抗のあるところに、前進は可能となるのです。飛行機が空気抵抗を利用して飛行するように、魚が水の抵抗を利用して泳ぐように、人間も大地の強い抵抗のお蔭で歩けるように、大きな抵抗があればあるほど、大きく前進することが可能となるのです。本心の自分・生命の自分は、大きな抵抗に感謝して利用こそすれ、負けて萎縮してしまうような、脆弱なものでは決して無いのです。抵抗が大きければ大きいほど、困難が大きければ大きいほど、本心の自分は喜び勇んで、それを克服して大きな力を発揮してゆくのです。本心の無限力を発揮する為には、無限に大きな抵抗が必要不可欠なのです。今の一瞬一瞬を、全力を尽くして、すべてに行き届いて、感謝の心をもって、着実に歩む者が、困難に打ち勝つという、大きな喜びを味わうことができるのです。

 生命は常に、マイナス(ハンディキャップ)を克服し和らげる働きとプラスを加え光輝かす働きの二つの働きを同時に行っているのです。
 人間一人一人も生命の自覚を持って、各自の天命を完うして、美しい花を開かせ、幸せ一杯の地上天国を、美しい花園を造り上げてゆかなければならないのです。そのためには、どんな苦労・困難にも勇気をもって立ち向かい、しっかりした根を張り、必要な栄養分を吸収するとともに、毎日毎日を祈り(感謝)によって、明るく楽しい幸せ一杯の生き方をして、常に前向きに建設的に進むことが大切です。宇宙大生命の最高の自己表現の場が人間なのです。