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 “どれだけ深く神さまに感謝できるようになるか” その最高の修業の場が“この世”という人生学校である。真実の幸福は、神さまへの感謝を忘れては決して得ることはできない。真実の幸福とは、神さまへの感謝に比例して深められてゆくものである。心に神さまを、神さまの働きをしっかりと感じ取ることができたとき、即ち神さまへの感謝ができたときに、真実の幸福をつかんだことになるのである。人間は本来 神さまと一体であり、無限の幸福と一体である。一瞬一瞬神さまのいのちを呼吸し、無限の幸福を感受し、“嬉しい! 楽しい! 有り難い!”と無限の喜びを表現してゆくものである。

 もし真実の幸福を満喫できていない人がいるとしたら、それは神さまへの感謝を忘れ、神さまへの感謝の積み重ねの足りない人である。神さまへの感謝を忘れては、神さまの大光明も心の中に射し込んではこない。次第に心は暗くなり、想念感情に捕らわれた心になってゆく。神さまの光のエネルギーが充満しているときは、心は明るく軽やかであり、神さまの御心を自分の心として生きてゆけるのであるが、神さまの光のエネルギーが枯渇してくると、心は暗く沈んだものとなり、想念感情という低い心の状態に陥ってしまう。

 想念感情という低い心の状態で思い通りになったからとて少しも幸福ではないのである。またすべてに思い通りになるわけではない。だんだんと行き詰まって不如意になるのが常である。思い通りに生きようという人生には、七難八苦が常に影のようにつきまとって離れることはないのである。自分の思い通りに生きようとする生き方を捨てて、すべてを神さまの御心のままにと感謝一筋に生きるようにならなければ決して真実の幸福をつかむことはできないのである。すべての不幸な姿は、神さまへの感謝を忘れていることに対しての警鐘である。病気の人はこの病気さえ治れば幸福なのだがと思うかもしれないが、その程度の思い方では幸福もたかが知れているのである。なぜ既に与えられている健康な部分に対して感謝してゆかないのか。神さまへの感謝を忘れた生き方では、全身に万病を抱えて当然なのに、どうして今与えられている健康を無限の感謝で受け止めてゆかないのか。

 感謝は光である! 感謝こそが心を明るくし、運命を改善する力である! 真実の幸福を深めてゆこうとするならば、常に常に神さまへの感謝を積み重ねて、心を明るく明るくしてゆくことである。
 すべて 神さま 無限の無限の大光明遍照! ただ感謝あるのみ!