7.祈りの練習には感謝と報恩の2つの柱がある

 

 「祈りの練習」には、「祈り言葉」を一心に唱える感謝行と、神さまの為に全力で奉仕する報恩行の、2つの柱があるのです。どちらの行も祈りの上達の為には、必要不可欠の大事は要素です。救済の神々の大きな助けを受け、本心開発を速やかに促進する為には、次のような点に留意することが大切です。

 

@       神さまに心を向ける(神さまへ・神さまの為に)

A       真剣になる(一心に・全力で)

B       神さまの絶対の愛を信じきる

C       本心の自分をしっかりと生きようとする

D       絶対他力の助けは積極的に受け・活用する

E       先達・同志の助け合いの輪の中に自分を置く

F       常に天の自分・救う側に自分を置く

G       すべてを光一元に仰ぎ見る、最高のプラス思考に徹する

 

 

 先ず祈れる自分・祈る自分に成ることです。そして祈り続けることによって、神さまの御心(全徳の無限の無限の輝き)を、この世に顕現し続けることです。常に自由自在な本心の立場に立って、新たなる神さまの最高表現を感受して、この世に実現してゆくことが、人の天命・生き甲斐・喜び・幸せなのです。

 

 祈れる自分・祈る自分に成る為には、外界に囚われない・惑わされない自分に成る事が必要です。「外界は自分の心の投影である」ということを、しっかりと認識することが大切です。神さまの御心(無限の無限のプラス)を、どれだけ心に受け入れて来たか、その結果が今の自分の心の状態・外界の姿と現れているのです。自分の心のマイナス・外界のマイナスの姿は、自分が祈りを忘れた結果です。

 

 甘えの心を捨てて、祈れる強い自分に成る為に、真剣に・命懸けで・祈りの練習に取り組まなければならないのです。大願を立てて、いのちを捧げて、真心を込めて、真剣に取り組めば、必ず大きな成果が得られるのです。他のすべてを捨て切って、業想念の心・五欲の心・煩悩の心・自我の心を相手にしないで、祈りの練習だけに集中すれば、本心の心が輝き出て来て、誰でも短期間に祈れる自分・祈る自分に成るのです。

 

 お祈りの練習は、真理の言葉のエキスとも言える祈り言葉を、繰り返し繰り返し味わうことです。自分の心境に比例して、その味わい方も深くなります。自分なりにしっかりと練習を積み重ねた上で、自分よりも心境の高い人と一緒に、お祈りの練習をすると、その上達のコツ(ヒント)が掴み易くなって、早く進歩するものです。どの分野でも同じように、自分より上級の者と接することによって、自分に必要なプラスが啓発されて、心の内奥より引き出され、速く進歩向上するのです。独りよがりな我流の生き方に陥っては、進歩向上も遅くなります。求めるばかりの利己的な心に陥っては、折角の助けも受け損なうものです。与える心を起こして、自分より下級のものを、先ず助けることによって、自分も上級の者から助けてもらえるのです。天の自分として深く深く祈り、地の自分として謙虚に謙虚に受けて、無限とも言える各階層の心の扉を、その両方から開いてゆくことで、天の自分と地の自分が一つに繋がってくるのです。感謝のお祈りは、遠くに離してしまった天の自分と地の自分とを、今此処に、新たに一つに?ぐ為のものです。

 ありがとうございます